【8月24日 CGTN Japanese】中国国務院報道弁公室は23日、記者会見を行い、商務部副部長兼国際貿易交渉副代表の王受文(Wang Shouwen)氏が「商務部は対外開放をさらに拡大し、より多くの自由貿易協定を締結し、現在の自由貿易協定を昇格させていく。これが対外開放の重要な内容だ」と述べました。

 王副部長は、「第18回党大会(2012年)以来、8カ国との協定を含む九つの自由貿易協定が締結された。東アジア地域包括的経済連携(RCEP)も結ばれた」と紹介しました。

 自由貿易パートナーとの経済貿易関係がより一層強化されています。2003年に中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)との貿易額は780億ドル余りでした。これが昨年、8.7倍の6851億ドルに達しました。中国は12年連続でASEAN最大の貿易パートナーとなり、同時に昨年、ASEANは中国最大の貿易パートナーとなりました。

 また対外開放が促進されました。投資分野を例にとってみますと、自由貿易協定には投資開放、投資参入許可、投資便利化、投資保護については規定が多く、投資が促進されました。

 王副部長によりますと、中国は周辺諸国に立脚し、「一帯一路(Belt and Road)」の整備を促し、世界に向けたハイレベルの自由貿易区ネットワークの構築を加速し、自由貿易地区をグレードアップさせる戦略を実施します。次の活動では、シンガポールや韓国との自由貿易協定を含む既存の自由貿易協定をさらに昇格させるということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News