【8月22日 AFP】21-22イタリア・セリエAは21日、第1節の試合が行われ、シーズンオフの主力放出に揺れたインテル(Inter Milan)は、ジェノア(Genoa CFC)に4-0で快勝し、リーグ連覇に向けて好スタートを切った。

 シモーネ・インザーギ(Simone Inzaghi)新監督率いるインテルは、14分までにミラン・シュクリニアル(Milan Skriniar)とハカン・チャルハノール(Hakan Calhanoglu)が得点すると、後半にはアルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal)とエディン・ジェコ(Edin Dzeko)が加点し、2万7000人以上が足を運んだ本拠地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)で圧勝した。

 シュクリニアルの先制点をアシストするなど素晴らしいパフォーマンスだったチャルハノールは、「きょうに向けてハードにトレーニングした。最高のスタートが切れて勝利した」と喜んだ。「これほどクオリティーが高いチームメートであれば、動きが分かるので一緒にプレーするのはたやすい。きょうはそれぞれが協力して素晴らしいプレーだった」

 イタリア政府は最大収容人数の50パーセントまでスタジアムを開放することを認めており、サン・シーロの客入りは半分の3万8000人に満たなかったが、難しい夏を送ったチームはスタンドからの大声援に笑顔を取り戻した。

 財政難によりアントニオ・コンテ(Antonio Conte)前監督との契約を解消したインテルは、ロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)やアクラフ・ハキミ(Achraf Hakimi)といった主力を売却したが、チームは新監督の下で何事もなかったかのようにプレーした。

 ラツィオ(SS Lazio)はエンポリ(Empoli)に3-1で勝利して白星発進した。

 ホームのエンポリは4分にフィリッポ・バンディネッリ(Filippo Bandinelli)のゴールで先制したが、ラツィオはその直後にセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチ(Sergej Milinkovic-Savic)のヘディングで追いついた。

 その後31分にミリンコビッチ・サビッチのパスからマヌエル・ラッツァーリ(Manuel Lazzari)のゴールで逆転したラツィオは、前半終了間際にはフランチェスコ・アチェルビ(Francesco Acerbi)が倒されて獲得したPKをチロ・インモービレ(Ciro Immobile)が決めて3点目を奪った。(c)AFP/Terry DALEY