【8月21日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2021)は20日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)は6-2、6-4で第9シードのバルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova、チェコ)を下し、ベスト4入りを決めた。

 今年の全仏オープン(French Open 2021)で優勝したクレイチコバとの一戦で、バーティは第1セットを32分で制した後、第2セットは先にブレークを許したが、終盤に2ゲームをブレークバックしてあっという間に試合を締めくくった。

 2019年の全仏女王で今年はウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)制覇を果たしたバーティは、この日7本のサービスエースをたたき込んで4ゲームのブレークに成功し、約1時間10分で勝利を手にした。

 一方、クレイチコバがツアー大会で黒星を喫するのは、5月中旬以降ではこれがわずか3回目となっている。

 バーティは21日の準決勝で、通算3度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇るアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)を迎え撃つことになった。

 ケルバーは第11シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)との準々決勝で6-4、3-3とリードしていたところで、相手が胃の不調を訴えて途中棄権したことにより勝ち進んだ。

 バーティとケルバーはこれまで3勝3敗の五分の戦いを繰り広げているが、直近の激突となった先月のウィンブルドン準決勝ではバーティが勝利を収めている。

 もう一方の準決勝では、3回戦で大坂なおみ(Naomi Osaka)を下したジル・タイシュマン(Jil Teichmann、スイス)と第5シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)の対戦が決定。

 タイシュマンは第10シードのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic)との同胞対決に6-3、6-2で勝利し、プリスコバはパウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)が第2セット途中に棄権したため、それぞれ4強入りを決めている。(c)AFP