【8月22日 CGTN Japanese】中国自動車流通協会の8月の発表によりますと、今年上半期、中国の中古車市場が急速に伸びており、取引台数は前年同期比で52%増の843万台に達したということです。

 中国の中古車市場では、購入期間が1年以内、走行距離が1万キロ前後で事故歴のない中古車は「準新車」と呼ばれており、新車の約8割の価格で取引されています。いま、この「準新車」が多くの消費者の注目を集めています。

 世界的なチップ不足が中古車市場の急成長を押し上げたとみられています。業界筋は、コロナ禍が世界の半導体生産に影響を与える中、主として輸入に頼るチップの供給に不足が生じたため、中国でも自動車産業は生産が需要に追いつかず、「新車の入手が困難となった中、多くの消費者が中古車市場に目を向けた」と分析しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News