【9月6日 AFP】ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2021)は5日、最終第21ステージの個人タイムトライアル(パドロンからサンティアゴデコンポステーラ、33.8キロ)が行われ、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)が優勝し、総合3連覇を果たした。

 ブエルタでの3連覇は、スイスのトニー・ロミンガー(Tony Rominger)氏とスペインのロベルト・エラス(Roberto Heras)氏に次いでログリッチが史上3人目となる。

 EFエデュケーション・NIPPO(EF Education - Nippo)のマグナス・コルトニールセン(Magnus Cort Nielsen、デンマーク)に14秒差をつけて個人タイムトライアルを制したログリッチは「3度目の総合優勝を果たすことができ光栄に思う」と話し、「きょうも美しい一日だったし、美しい3週間だった」と続けた。

「自分自身、そして周りの人々のことを思うととてもうれしい。まさにチームワークのたまもの」

 東京五輪のロードレース男子個人タイムトライアルで金メダルを獲得したログリッチに、この日のレース中に追い抜かれたモビスター・チーム(Movistar Team)のエンリク・マス(Enric Mas、スペイン)が総合2位に、バーレーン・ヴィクトリアス(Bahrain Victorious)のジャック・ハイ(Jack Haig、オーストラリア)が同3位に入った。

 ログリッチがマスにつけた4分42秒という時間差は、1997年大会の後では最大のものとなっている。(c)AFP