【8月17日 AFP】サッカーの欧州クラブ協会(ECA)は16日、欧州スーパーリーグの創設メンバーの9クラブが同協会に再加盟したと発表した。しかし、スーパーリーグ構想にとどまっているレアル・マドリード(Real Madrid)、FCバルセロナ(FC Barcelona)、ユベントス(Juventus)の3チームは、いまだECAに戻っていない。

 構想から撤退したイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)、リバプール(Liverpool FC)、チェルシー(Chelsea)、アーセナル(Arsenal)、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)の6クラブに、インテル(Inter Milan)、ACミラン(AC Milan)、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)を加えた計9クラブは、欧州スーパーリーグ構想は「幅広いサッカーコミュニティーの利益にならない」と認め、ECAに復帰した。

 9クラブは4月、スーパーリーグ構想の創設メンバーに名を連ねていたが、ファンや選手、統括団体からの猛反発を受け、いずれのチームも2日足らずで撤退を余儀なくされた。

 その後はスーパーリーグへの加入は「誤り」だったとして謝罪し、欧州カップ戦における収益の5パーセントカットといった欧州サッカー連盟(UEFA)からの処分を受け入れていた。

 しかし、レアル、バルセロナ、ユベントスの3クラブはスーパーリーグから手を引いておらず、バルセロナのジョアン・ラポルタ(Joan Laporta)会長は先日、構想は「まだ生きている」と主張していた。

 ECAは欧州の約250クラブが加盟する団体で、「欧州のサッカークラブを直接代表する唯一の独立機関」と自らを位置づけている。(c)AFP