【8月17日 AFP】サッカー女子米国代表で長く活躍し、五輪で二つの金メダルを獲得した39歳のカーリー・ロイド(Carli Lloyd)が16日、今年限りで現役を引退すると発表した。

 国際サッカー連盟(FIFA)選出の年間最優秀選手に2度輝いたロイドは、秋に予定されている国際親善試合を最後に代表チームのユニホームを脱ぐつもりだと明かした。

 また、米ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)のNJ/NY ゴッサムFC(NJ/NY Gotham FC)で残りのシーズンを戦い、現役キャリアに終止符を打つ意向だという。

 今月上旬に行われた東京五輪の3位決定戦では、ロイドの活躍もあって米国がオーストラリアを下し銅メダルを獲得した。

 五輪における米国の最年長出場選手となったロイドは、代表チームで312試合に出場。代表戦で300試合以上プレーした女子選手はこれまでに4人しかおらず、ロイドの数字はクリスティン・リリー(Kristine Lilly)の354試合に次ぎ歴代2位となっている。

 ロイドは「2005年に代表デビューをしたときに掲げた二つの主な目標は、できる限り完成されたサッカー選手になることと、チームの優勝に貢献することだった」とコメントした。

「ピッチに出れば、毎日これが最後の試合であるかのようにプレーしてきた。頂点に立つことの難しさに加え、トップに長く居続けることはもっと難しいと分かっていたから、決して何事も当然とは思わないようにした」 (c)AFP