【8月15日 AFP】西アフリカ・コートジボワールのピエール・ヌゴー・デンバ(Pierre N'Gou Demba)保健相は14日、国内でエボラ出血熱の感染例が確認されたと発表した。世界保健機関(WHO)によれば、同国での感染例は1994年以来となる。

 デンバ保健相は国営テレビRTIで、パスツール研究所(Institut Pasteur)がギニア人女性(18)の検体を調べたところ、感染が確認されたと明らかにした。この女性はギニアから陸路で11日にコートジボワールに到着した。

 同国はすでにエボラワクチンを確保しており、女性の治療にあたる医療スタッフら接触者に接種される。

 WHOは6月19日、コートジボワールの隣国ギニアでのエボラ出血熱の流行終息を宣言した。4か月間にわたる流行では12人が死亡した。

 WHOのアフリカ支部は14日、コートジボワールでの感染例とギニアでの流行の関連性を示すものはないと発表した。(c)AFP