【8月14日 AFP】テニス、ナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2021)は13日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)は2-6、7-6(8-6)、7-6(7-5)で第7シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)に逆転勝ちを収め、準決勝に進出した。

 世界ランキング2位のメドベージェフは、第1セットのアンフォーストエラーの数がこの日犯した約40本のうちの半数近くに上るなど、劣勢を強いられて同13位の相手にこのセットを取られた。

 しかし、本来の力を取り戻した後、23本目のサービスエースで約2時間15分の長丁場を制し、フルセットの末にホルカシュに敗れた今年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)のリベンジを果たした。

 メドベージェフは次戦でジョン・イズナー(John Isner、米国)との対戦が決定。イズナーはこの日、7-6(7-5)、6-4で第11シードのガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)を下した。

 一方、2018年大会のファイナリストで第3シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は6-1、6-4で第6シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)を下し、同選手の連勝記録を13で阻止した。

 世界12位のルードは、約6週間前にウィンブルドンで1回戦敗退を喫した後、先月にはクレーコートで3大会連続の優勝を果たすなど、ここ最近は絶好調を維持していた。

 前日に23歳になったチチパスは、この日は母親のジュリア(Julia)さんの誕生日を祝うことをモチベーションにして戦ったといい、「自分を誇りに思う」と話すと、「きょうは母に胸を張ってもらえるようにしようと思いついたんだ」と語った。

 チチパスが14日の準決勝で迎え撃つことになったライリー・オペルカ(Reilly Opelka)は、第10シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)との準々決勝で、計18本のサービスエースをたたき込み、6-3、7-6(7-1)で勝利を収めた。(c)AFP