【8月13日 AFP】テニス、ナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2021)は12日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)は6-1、6-3でレベッカ・マリノ(Rebecca Marino、カナダ)を一蹴し、準々決勝に駒を進めた。

 約1時間で勝利を収めたサバレンカは、ベスト4入りを懸けた13日の準々決勝で、四大大会(グランドスラム)通算2勝を誇る第8シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka)との同胞対決に挑むことになった。

 全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament)で2度トロフィーを掲げているアザレンカは、第11シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)に6-4、3-6、7-6(7-2)で勝利。カナダ大会の準々決勝でプレーするのは、実に7年ぶりとなる。

 サバレンカは9歳年上のアザレンカとこれまで3度対戦し、2勝を記録している。

 マリノに続き、前回覇者で第2シードのビアンカ・アンドレスク(Bianca Andreescu、カナダ)が第13シードのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)に7-6(7-5)、4-6、1-6で敗れたため、今大会のカナダ勢は全滅となった。

 その他では、第4シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)が6-1、7-6(10-8)でアマンダ・アニシモバ(Amanda Anisimova、米国)を下し、カナダ大会では自己ベストに並ぶ準々決勝進出を果たした。

 一方、同じチェコ勢で第7シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova)は、カミラ・ジョルジ(Camila Giorgi、イタリア)に4-6、4-6で敗れた。

 2回戦で第3シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)に番狂わせを演じたジョアンナ・コンタ(Johanna Konta、英国)は、膝のけがで3回戦を棄権し、第15シードのコリ・ガウフ(Cori Gauff、米国)が不戦勝となった。

 17歳のガウフは、2回戦でもロシアのアナスタシア・ポタポワ(Anastasia Potapova)が足首のけがで途中棄権していたため、今大会でフルに戦ったのはここまで1試合のみとなっている。(c)AFP