【8月16日 AFP】テニス、ナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2021)は15日、女子シングルス決勝が行われ、ノーシードのカミラ・ジョルジ(Camila Giorgi、イタリア)が大会第4シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)を6-3、7-5で下し、自身最大のタイトルを手にした。

 世界71位のジョルジは、これでプリスコバに対して今季3戦全勝。一方、同6位のプリスコバはイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2021)、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)に続き今季3回目の決勝だったが、またしても準優勝に終わった。

 ジョルジは「内側ではとても感情的になっていた」と明かした上で、「もちろん私は感情を大きく表に出すタイプじゃない」と述べた。

 また「とにかく信じられない」と喜び、「今週成し遂げたことをとてもうれしく思う」と続けた。

 一方のプリスコバは直近14戦12勝という成績でこの日の決勝に臨んだが、バイキング国際イーストボーン(Viking International Eastbourne 2021)と東京五輪でも敗れたジョルジの見事なショットに対応できず、1時間40分の末に優勝を逃した。

 シングルスでは同大会初のイタリア人王者となったジョルジは、2015年のリベマ・オープン(Libema Open 2015)、2018年のオーストリア・レディース・リンツ(Upper Austria Ladies Linz 2018)に続くキャリア3勝目となった。

 今回の優勝により、ジョルジは2019年の後では初めて世界ランキングでトップ35入りを果たすことになる。(c)AFP