【8月9日 AFP】Jリーグ1部(J1)のヴィッセル神戸(Vissel Kobe)から、スコティッシュ・プレミアシップのセルティック(Celtic)に移籍した古橋亨梧(Kyogo Furuhashi)が、ホームデビュー戦となった8日のダンディーFC(Dundee FC)戦でハットトリックを決め、6-0の大勝に貢献した。

 日本代表の古橋は前半に2点を挙げると、後半の中盤にハットトリックを達成。その直後に途中交代となり、本拠地セルティック・パーク(Celtic Park)に集まった2万4500人の観客の拍手を浴びながらピッチを後にした。

 初先発を飾った5日のヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2021-22)予選、FKヤブロネツ(FK Jablonec)戦でもゴールしていた古橋だが、得点だけでなくボールを奪い返し、クリアボールを追いかける運動量も目を引いた。

 セルティックでは、他にトム・ロギッチ(Tom Rogic)とアンソニー・ラルストン(Anthony Ralston)、交代出場のオドソンヌ・エドゥアール(Odsonne Edouard)もネットを揺らし、昇格組のダンディーを退けた。アンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)監督が就任した今季、チームはシーズン初戦から3試合未勝利が続いたが、これで直近2試合で合計10点を挙げて連勝している。

 チームに合流したばかりの古橋について、ポステコグルー監督は英BBCスコットランド(BBC Scotland)に対し「彼はクレバーな選手だ」と話し、「自分としては驚きはない。彼を連れてくることで、チームに何がもたらされるかは分かっていた。得点したが、あと2点は決められただろう。それでもボールがないところでの運動量は驚異的だった」と評価した。

「あの運動量と勤勉さはチームメートを刺激し、周囲の信頼を勝ち取る材料になる」

「もちろん、これからもっと活躍してくれるだろう。まだ3回か4回しかチーム練習にも参加していないのだから」 (c)AFP