【8月3日 AFP】サッカースコティッシュ・プレミアシップのセルティック(Celtic)に移籍した古橋亨梧(Kyogo Furuhashi)が2日、同クラブでインパクトを残した中村俊輔(Shunsuke Nakamura)の足跡をたどりたいと語った。

 7月にJリーグ1部(J1)のヴィッセル神戸(Vissel Kobe)から英グラスゴーに渡った古橋は、クラブにとって3人目の日本人選手となった。

 26歳の古橋は、2005年からセルティックで4シーズンプレーし、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦での決勝点など公式戦33得点を記録した中村の背中を追いたいと話した。

 通訳を介して古橋は、中村について「セルティックでプレーしていたことを覚えているし、サポーターは彼のことをよく覚えているにちがいない。彼がマンチェスター・ユナイテッド戦で決めたFKが記憶にある」と話した。

「ここのサポーターの前でプレーすること、興奮を一緒に分かち合うことをとても楽しみにしている。セルティックは歴史ある素晴らしいチーム。ここでプレーできることに幸せを感じている」

 古橋は7月31日、スコティッシュ・プレミアシップ開幕戦のハーツ・オブ・ミドロシアン(Hearts of Midlothian)戦に途中出場して新天地デビューを飾ったが、チームを勝利に導くことはできなかった。

 この結果、アンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)監督の体制になって3試合勝利のないセルティックは、すでに欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)では予選2回戦での敗退も決まっている。

 しかし古橋は、宿敵グラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)から覇権奪回を目指すセルティックは再び軌道に乗ると強調した。「今は現在の状況のことを考えている。自分にできることに集中する」

「デビュー戦はとてもエキサイティングで面白いと感じた。自分のプレーに集中して、チームに貢献できるように準備したい」

「すごく良い選手がそろっているし、監督が素晴らしい。自分たちにフォーカスを当てた試合をできれば、結果はついてくると思う」 (c)AFP