【8月8日 AFP】東京五輪は8日、陸上男子マラソンが行われ、ケニアのエリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge)が2時間8分38秒の独走で金メダルを獲得し、五輪連覇を達成した。

 世界記録保持者の36歳は、マラソン男子では史上3人目となる2大会連続の金メダルを獲得。マラソン転向後はこれで15戦13勝と、絶対的な王者としての資質を改めて証明した。

 2時間9分58秒で2位に入ったアブディ・ナゲーエ(Abdi Nageeye、オランダ)との差は1分20秒あり、これは1972年のミュンヘン五輪で優勝したフランク・ショーター(Frank Shorter)氏の後では最も大きな差となる。

 女子も同胞のペレス・ジェプチルチル(Peres Jepchirchir)が制しており、今大会のマラソンはケニア勢が男女で大会連覇を果たした形となった。

 ナゲーエが銀メダル、ベルギーのバシル・アブディ(Bashir Abdi)が銅メダルを獲得した。大迫傑(Suguru Osako)が6位入賞を果たした。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、東京などでは無観客で行われている五輪だが、札幌で行われたこの日のレースでは、沿道に多くのファンが詰めかけた。(c)AFP