【8月7日 AFP】東京五輪は7日、ボクシング男子ミドル級決勝が行われ、ブラジルのエベルト・ソウザ(Hebert Sousa)はウクライナの第1シード、オレクサンドル・ヒズニャク(Oleksandr Khyzhniak)に衝撃の3回KO勝ちで金メダルを獲得。KOは「ラッキーだった」と振り返った。

 スコアで優位に立ち、金メダル確実かに思われたヒズニャクだったが、ソウザは左フックのカウンターでヒズニャクをマットに沈めた。

 ヒズニャクが足をふらつかせて意識がもうろうとしていたため、レフェリーはすぐに試合を止めた。

 勝利のカポエイラを舞った23歳のソウザは「ラッキーだった。拳はしっかり当たった。KOだ。本当にうれしい」と喜んだ。「最高だしとても感情的になっている。跳びはねたい気分だ。とてもうれしい」

 一方の敗れた26歳のヒズニャクは、試合を続行することができたため、不当なジャッジだと感じていると話した。「理解できない判断だった。闘い続けることができたし、レフェリーにも続けられると意思表示した。すぐに立ち上がったのに」 (c)AFP