【8月7日 AFP】東京五輪は6日、ボクシング男子ヘビー級決勝が行われ、2014年に銃撃された経験を持つキューバのフリオ・ラクルス(Julio la Cruz)が、2大会連続の五輪金メダルを獲得した。

 母国で武装強盗に撃たれた傷は大事に至らず、2年後のリオデジャネイロ五輪でライトヘビー級を制覇したラクルスは、過去のトラウマを追いやり、今大会も決勝でロシア五輪委員会(ROC)のムスリム・ガジマゴメドフ(Muslim Gadzhimagomedov)に5-0の判定勝ちを収めた。

 しかし、世界選手権(AIBA World Boxing Championships)のライトヘビー級を4度制している同選手は、襲撃事件から立ち直るには時間がかかったと明かした。

「あの事件はつらかったが、決して希望を失わず、絶対にいつか癒えると信じていた」と話したラクルスは、「キューバの医師が素晴らしい仕事をしてくれた。それと、自分の願いと信じる気持ち、家族、キューバ国民、心理士のおかげで、きょうここにいる」とコメントした。「この二つのタイトルを獲得できた。自分はふさわしいと思う」

 また、二つの五輪金メダルで妥協する気はないようで、「(2024年の)パリ五輪は3年後だ。次の五輪にも出場して、母国のために3個目の金メダルを目指すつもりだ」と意気込んだ。(c)AFP/Peter STEBBINGS