【8月6日 AFP】東京五輪に参加しているオーストラリアのホッケー男子代表のうち5人が6日、ビールを買うために選手村を抜け出し、五輪「バブル」を破ったとして自室に隔離されていることが分かった。豪代表をめぐっては、飲酒に絡む問題が相次いで報じられている。

 豪選手団のイアン・チェスターマン(Ian Chesterman)団長によると、選手らは前日5日、ベルギーとの決勝戦に臨み、敗れていた。

 6日早朝、選手2組がコンビニでビールを買うために選手村を離れた。1組は、酒を買えずに戻ったとされる。

 チェスターマン氏は報道陣に対し、「選手らの行為は、東京五輪で導入されている新型コロナウイルス感染防止ルールに明らかに違反している。非常に失望している」と話した。

 同氏は、選手は全員、新型ウイルス検査では陰性で、帰国する7日まで自室で隔離されると説明。これ以外の懲戒処分の予定はないと述べた。

 豪選手団をめぐっては先週、サッカーと7人制ラグビー男子の代表メンバーが帰国便で飲酒の上、迷惑行為に及んだとして非難された。

 10時間のフライトの途中には、少なくとも選手1人がトイレで嘔吐(おうと)し、以後そのトイレは使用できなくなった。また、酒の追加提供を拒まれた一部の選手が、酒が保管されている棚を勝手に開けたとも伝えられている。

 また選手村では、7人制ラグビーとボートの豪選手が競技後のパーティー中に、宿泊施設を破損したことも分かっている。(c)AFP