帰国便で迷惑行為の豪ラグビー代表、母国連盟が懲戒処分
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【8月6日 AFP】東京五輪に参加したオーストラリアの代表団が帰国便で泥酔して迷惑行為に及んだ問題を受け、同国ラグビー協会(Rugby Australia)は5日、問題を起こした7人制ラグビーの選手に懲戒処分を下し、一部メンバーに関してはアルコールのカウンセリングを受けるように言い渡したことを明らかにした。
豪ラグビー協会のアンディ・マリノス(Andy Marinos)最高経営責任者(CEO)は、先月30日にシドニー行きの日本航空(JAL)便で騒動を起こした選手の行動は、国を代表しているアスリートの振る舞いとして「全く受け入れられない」と批判した。
同氏はチームを代表し、JAL、豪オリンピック委員会(AOC)、そして迷惑を被った同乗客に謝罪。「この謝罪は開催国である日本に加え、歓待と礼儀を尽くしてくれた日本の人々へのものである」と付け加えた。
苦情を出したJALによると、問題の選手たちは過度に飲酒し、客室乗務員の指示に従わず、他の乗客に迷惑をかけていた。10時間のフライトの途中には、少なくとも選手1人がトイレで嘔吐(おうと)し、以後そのトイレは使用できなくなった。また、酒の追加提供を拒まれた一部の選手が、酒が保管されている棚を勝手に開けたとも伝えられている。
調査の結果、問題を起こした選手は全員がオーストラリア男子のラグビーチームとサッカーチームと判明した。
マリノス氏はこのメンバー全員が懲戒処分になり、今後の行動に関しても警告が出されたと公表した。また、一部のメンバーは、行動や飲酒に関するカウンセリングを受けることになっているという。
一方、オーストラリアサッカー連盟(Football Australia)は、登録選手に関する今回の疑惑について、現時点で公のコメントを出していない。(c)AFP