【8月6日 AFP】男子テニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は5日、ナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2021)とウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2021)を身体面の不安を理由に欠場すると発表し、全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)の出場も見送る懸念が生じている。

 8日に40歳を迎えるフェデラーは、先日のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)で8強入りを果たしたが、その後の東京五輪は膝のけがで欠場していた。

 カナダ・トロントで9日に開幕するナショナルバンク・オープンと米シンシナティ(Cincinnati)で16日から始まるウェスタン&サザンオープンは全米オープン前の最後の前哨戦で、フェデラーは前者で2回、後者で歴代最多となる7回の優勝を経験している。

 フェデラーは昨年の全米を欠場しており、最後に同大会に出場したのは準々決勝まで進んだ2019年となっている。

 現在世界ランキング9位につけるフェデラーは、昨年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2020)後に膝の手術を2回受け、今年3月のカタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2021)で復帰していた。

 今年はここまで5大会に出場し、ウィンブルドンでの8強入りが最高成績となっている。

 ナショナルバンク・オープンはまた、東京五輪で金メダルを獲得したアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)のほか、マッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)、ミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)、パブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta、スペイン)の欠場も発表している。(c)AFP