【8月3日 AFP】米国は2日、新型コロナウイルスワクチンの接種を少なくとも1回受けた成人の割合が70%に達し、ジョー・バイデン(Joe Biden)政権の目標をほぼ1か月遅れで達成した。

 バイデン政権は7月4日の独立記念日までに成人の7割が少なくとも1回の接種を終えるという目標を掲げていたが、接種率は南部や中西部の政治的に保守的な地域や若年層、低所得層、人種的少数派の間で伸び悩み、達成には至らなかった。だが最近は、感染力の強い変異株「デルタ株」により感染拡大の新たな波に見舞われている地域を中心に、接種を受ける人が増えていた。

 米疾病対策センター(CDC)のウェブサイトによると、接種をすべて終えた人の割合は成人で60.6%、人口全体で49.7%となっている。(c)AFP