【8月2日 AFP】21F1第11戦ハンガリーGP(Hungarian Grand Prix 2021)決勝の1周目で起きたクラッシュに巻き込まれ優勝争いから脱落したレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は1日、年間王者獲得に向けて「攻め続ける」と意気込んだ。

 フェルスタッペンは1周目、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)がきっかけをつくったクラッシュに巻き込まれ大きく後れを取った。このクラッシュでボッタス本人とフェルスタッペンのチームメート、セルヒオ・ペレス(Sergio Perez)を含む5人がレースを終えた。

 この2週間前にフェルスタッペンは、第10戦英国GP(British Grand Prix 2021)の1周目でメルセデスのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)と接触してリタイアに追い込まれた。

 英国GPまでの5戦で4勝を挙げたフェルスタッペンは、ハミルトンに32ポイント差をつけて年間首位に立っていたが、直近の2戦では1ポイントしか獲得できず、通算7度の年間優勝を誇る王者に逆に8ポイント差をつけられてサマーブレークを迎えることとなった。

 10位でフィニッシュしたものの、アストンマーティン(Aston Martin F1)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が失格となったため、9位に繰り上げとなったフェルスタッペンは、「ああいう局面ではどうしようもない。ただただ残念だ」とクラッシュを悔やんだ。

「休暇が明けたら再びあの場所に立って最善を尽くす。競争力の高いマシンになることを願うのは当然だが、われわれは答えを見つけ出すだろう」

「異常な出来事がたくさんあって大量のポイントが代償となった。もちろん彼ら(メルセデス)はとても速いが、われわれは決して諦めない」

「自分たち自身のことに集中しなければならない。プッシュし続けて最後に自分たちがどこにいるのか見てみようではないか」 (c)AFP