ベンチッチが女子シングルス金メダル、スイス女子初 東京五輪テニス
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【8月1日 AFP】東京五輪は31日、テニス女子シングルス決勝が行われ、大会第9シードのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)は7-5、2-6、6-3でマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)に勝利し、スイス女子として初の五輪金メダルを獲得した。
ベンチッチはヴィクトリヤ・ゴルビッチ(Viktorija Golubic)とのペアで女子ダブルス決勝にも勝ち上がっており、1日に2冠を懸けてチェコのバルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova)/カテリーナ・シニアコバ(Katerina Siniakova)組と対戦する。
24歳のベンチッチは試合後、「ベストを尽くした。全力を出し切れたし、本当に誇りに思う」と話し、「最高の瞬間になった」とコメント。表彰台では涙を流した。
スイス選手が五輪のシングルスで金メダルを獲得するのは、1992年大会を制した男子のマルク・ロセ(Marc Rosset)氏以来で、今回はけがで欠場しているロジャー・フェデラー(Roger Federer)や、マルチナ・ヒンギス(Martina Hingis)氏さえも達成していない偉業だ。
ベンチッチは「あの人たちは自分が成しえないようなことを何度も成し遂げてきた。だからこの金メダルはマルチナとロジャーにささげる」と語った。
一方、22歳のボンドロウソバは大坂なおみ(Naomi Osaka)やエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)を破って決勝まで勝ち上がってきたが、金メダルには一歩届かず悔しい敗戦となった。
3位決定戦では、第4シードのスビトリーナが第15シードのエレナ・リバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)を1-6、7-6(7-5)、6-4で下し、五輪テニスでウクライナ史上初のメダルを獲得した。(c)AFP/Jed Court