【7月31日 AFP】東京五輪の陸上混合4×400メートルリレー予選でバトンミスにより失格となっていた米国が、異議申し立てを認められ、決勝に出場可能となった。全米陸上競技連盟(USATF)が明らかにした。

 世界王者の米国は、30日に行われた予選でトップでフィニッシュしていたが、バトンミスによりまさかの失格となっていた。

 これを受け米国側は、第2走者のリナ・アービー(Lynna Irby)がスタッフによって間違った位置で待機させられていたとし、抗議していた。

 米国が失格になっていれば、女子陸上選手として単独最多のメダル獲得を目指していた35歳のアリソン・フェリックス(Allyson Felix)の夢は奪われていた。

 同選手はこれまでに金メダルを六つ、銀メダルを三つ獲得しており、陸上女子の五輪メダル数でマーリン・オッティ(Merlene Ottey)氏(ジャマイカ/スロベニア)と並んでいる。(c)AFP