【7月30日 AFP】バドミントン男子、デンマーク代表のヴィクター・アクセルセン(Viktor Axelsen)は29日、東京五輪の1次リーグでまさかの敗退を喫した桃田賢斗(Kento Momota)について、「とてつもなく大きな重圧」を抱えていたと擁護し、必ず立て直してくると激励した。

 世界ランキング1位の桃田は28日、ノーシードの許侊熙(Kwang-hee Heo、韓国)に敗れ、わずか大会2試合で金メダルへの道が閉ざされた。

 2020年1月の交通事故でキャリアを脅かすようなけがをして以降、実戦でプレーした回数はごくわずかだったが、桃田は母国の期待を一身に背負って東京五輪に臨んでいた。

 自身は男子シングルス1回戦で台湾の王子維(Tzu-wei Wang)を21-16、21-14で下し、準々決勝に駒を進めた世界2位のアクセルセンは試合後、「誰も予想していなかった結果だと思うが、この2年間で桃田がいろいろなことを乗り越えてきたのをリスペクトするべきだ」と同情の言葉を口にした。

「とてつもなく大きな重圧が、彼にのしかかっていたのは明らかだ。もし第1ゲームを取れていれば、少しリラックスしてまだ生き残っていた可能性はあった。必ず立て直してくるに違いない」 (c)AFP/Andrew MCKIRDY