【7月28日 AFP】東京五輪は28日、テニス女子シングルス準々決勝が行われ、大会第4シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)は6-4、6-4でイタリアのカミラ・ジョルジ(Camila Giorgi)からストレート勝ちを収め、4強入りを決めた。

 勝ち残っている選手の中では最も高い世界ランキング6位のスビトリーナは、「こちらの方がランクが高いとなれば、相手はみんな勝ちたいと思うだろうし、倒してやろうと非常に高いモチベーションで挑んでくる」と語った。

「五輪は非常に特別な大会。ウクライナでは本当に大きなイベントで、四大大会(グランドスラム)よりも大きいくらい。何色でもいいので、メダル獲得にすごく集中している。あらゆることへの心構えをしながら、コンディションや対戦相手への準備を整え、なんとかメダルを持ち帰りたい」

 スビトリーナは次戦、3回戦で優勝候補の大坂なおみ(Naomi Osaka)を破ったチェコのマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova)と対戦する。

 準々決勝のボンドロウソバは、第1セットを6-3で獲得したところで相手のパウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)の途中棄権により勝ち上がった。バドサは熱射病で棄権し、最後は車いすに乗ってコートを後にした。

 第9シードのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic)は、全仏オープン(French Open 2021)で準優勝しているロシア五輪委員会(ROC)のアナスタシア・パフリュチェンコワ(Anastasia Pavlyuchenkova)をフルセットで退け、4強入りを果たした。

 準々決勝のもう1試合は、カザフスタンのエレーナ・ルバキナ(Elena Rybakina)がスペインのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza)を破り、ベンチッチとの準決勝に駒を進めている。(c)AFP