【7月27日 AFP】(更新)東京五輪は27日、サーフィン男子準々決勝が行われ、五十嵐カノア(Kanoa Igarashi)が米国のコロヘ・アンディーノ(Kolohe Andino)を破り、準決勝進出一番乗りを決めた。

 台風の影響による荒波に見事に対応した五十嵐は、「きょうは選手対選手というより、選手対海という日だ」と話し、「それによって面白くなる。ここまで今大会ではあらゆるコンディションを経験してきた。かなり大変だったが、きょうも例外ではなかった」と続けた。

 アンディーノが敗れたことで、米国の選手がサーフィン男子の初代五輪王者に輝く望みはついえた。アンディーノは前のラウンドで同胞のジョン・ジョン・フローレンス(John Florence)を破っていたが、この日は五十嵐の前に屈した。

 女子準々決勝では、都筑有夢路(Amuro Tsuzuki)がオーストラリアのサリー・フィッツギボンズ(Sally Fitzgibbons)を下し、4強入りを果たした。

 主催者は前日、27日により良い波のコンディションが予想されたため、決勝と3位決定戦を1日前倒しで行うと発表した。そのためこの日は、男女の準々決勝から決勝までがまとめて開催される。(c)AFP