【7月26日 AFP】男子テニス、クロアチア・オープン(Croatia Open Umag 2021)は25日、シングルス決勝が行われ、18歳のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz)が6-2、6-2のストレートでリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)を退け、2004年のラファエル・ナダル(Rafael Nadal)以降ではスペイン人最年少となるツアー優勝を果たした。

 ツアー通算88勝を誇るナダルは、2004年8月のオレンジ・ワルシャワ・オープン(Orange Warsaw Open)でツアー初優勝を飾ったが、当時の年齢はアルカラスより8日若かった。また、2000年以降の主要ツアーでは、2008年のデルレイビーチ国際選手権(Delray Beach International Championships)で優勝した錦織圭(Kei Nishikori)、そしてナダルに次いで史上3番目に若いツアー勝者となった。

 世界73位のアルカラスは「信じられない。さまざまな感情がある。この優勝に、この勝利に、そして初めてのATPタイトルに心から満足している。この瞬間を存分に楽しみたい」と語った。

 6月の全仏オープン(French Open 2021)では予選から勝ち上がって3回戦にまで進出したアルカラスは、第3シードのフィリップ・クライノビッチ(Filip Krajinovic、セルビア)、そして第1シードの同胞アルベルト・ラモス・ビノラス(Albert Ramos-Vinolas)を破り、自身初の決勝にたどり着いた。

 一方、2018年のスウェーデン・オープン(SkiStar Swedish Open 2018)以来の決勝進出を果たした第4シードのガスケは、同年のリベマ・オープン(Libema Open 2018)以来となるキャリア通算16勝目を目指していたが、タイトルに手は届かなかった。(c)AFP