【6月4日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2021)は3日、男子シングルス2回戦が行われ、先月18歳になったばかりのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)が6-4、6-2、6-4で大会第28シードのニコラス・バシラシビリ(Nikoloz Basilashvili、ジョージア)を撃破し、男子ではここ29年間での大会史上最年少で3回戦進出を決めた。

 世界ランク97位のアルカラスは格上を相手に見事なストレート勝ちを収め、男子では1992年のアンドレイ・メドベージェフ(Andrei Medvedev、ウクライナ)氏以来となる最年少記録で32強入りを果たした。

 大会2週目の切符を懸けた次戦の相手は、2回戦でファクンド・バグニス(Facundo Bagnis、アルゼンチン)に7-5、7-6(7-1)、6-4で勝利した世界42位のジャン・レナード・ストラフ(Jan-Lennard Struff、ドイツ)に決まった。

 ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)がウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)で初めて四大大会(グランドスラム)制覇を果たした2003年に生まれたアルカラスは、「うれしい。数字に関しては本当に良いことだ。だけど、今は自分のことに集中している」とし、「厳しい局面でも、集中して前向きでいる必要がある。それが良い方法だ」と語った。

 同選手は4セットにもつれた1回戦で同胞のベルナベ・サパタ・ミラージェス(Bernabe Zapata Miralles)を下し、2005年大会でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が成し遂げて以来の最年少記録でローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)の初勝利を飾っていた。(c)AFP