【7月22日 AFP】東京五輪は21日、サッカー女子1次ラウンドが行われ、グループGでは、5度目の金メダル獲得が本命視されている米国が0-3でスウェーデンに敗れた。

 1996年アトランタ五輪で競技が採用されてから4度の大会制覇を誇る米国だが、2016年リオデジャネイロ五輪の準々決勝でPK戦の末に敗れた相手に完敗した。

 リオ五輪で銀メダルを獲得したスウェーデンは、スティーナ・ブラックステニウス(Stina Blackstenius)の2ゴールで先行すると、さらにリナ・フルティグ(Lina Hurtig)が3点目を決めた。

 2019年初めから続いていた無敗記録が44で途切れた米国が五輪の90分間で敗れたのは、これがわずか2度目となっている。

 一方でグループFで初出場のオランダは、10-3でこちらも五輪デビューとなったザンビアに大勝した。

 フィビアンネ・ミーデマ(Vivianne Miedama)の4ゴールやリーケ・マルテンス(Lieke Martens)の2ゴールなどで得点を重ねたオランダは、1試合で1チームが決めたゴール数が史上最多となった。また13ゴールは五輪1試合での最多得点記録となった。

 それでもザンビアは、バーバラ・バンダ(Barbra Banda)のハットトリックの活躍もあり、2004年アテネ五輪でドイツが8-0で中国を下した最大得点差での敗戦を免れている。

 同組のブラジルは、5-0で中国に快勝。2ゴールを決めたマルタ(Marta)は、五輪5大会連続での得点を記録している。(c)AFP