【7月21日 AFP】チリオリンピック委員会(COCH)は20日、同国代表のテコンドー選手が新型コロナウイルスで陽性となり、東京五輪を棄権すると発表した。新型コロナ関連での棄権は今大会初。

 フェルナンダ・アギーレ(Fernanda Aguirre)は、大会前の準備を行っていたウズベキスタンから日本に到着した際の検査で陽性が判明した。

 同委員会は発表文の中で「(同選手は)無症状で健康状態は良いが、日本の当局が10日間の隔離を課しているため、残念ながら競技には参加できない」と述べている。

 同選手はコーチとともに隔離施設に移っている。

 2019年のパンアメリカン競技大会(2019 Pan American Games)で銅メダルを獲得している21歳のアギーレは「打ちのめされて、とても悲しい」とソーシャルメディアに投稿している。

 東京五輪では、現時点で大会関連の新型コロナウイルス感染者が79人となっている。(c)AFP