【7月20日 AFP】宮内庁は20日、天皇陛下が東京五輪の開会式に出席されると発表した。皇后さまは同席されない。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国立競技場(Japan National Stadium)で23日に行われる開会式は無観客となり、関係者らやVIP約1000人のみが出席する。

 菅義偉(Yoshihide Suga)首相は先月、宮内庁長官が東京五輪をめぐり、天皇陛下が感染拡大につながらないか「懸念されていると拝察する」と述べたことについて、長官本人の見解だとの見方を示していた。

 日本メディアは、陛下が開会を宣言されると報じている。しかし宮内庁関係者はAFPに対し、開会式で陛下が話されるかどうかは現時点では不明だと述べている。

 NHKによると、陛下は22日、皇居で、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長をはじめ、同委幹部らの表敬訪問を受けられる予定。(c)AFP