【7月19日 AFP】世界ラリー選手権(WRC 2021)第7戦ラリー・エストニア(Rally Estonia 2021)は18日、最終日が行われ、トヨタ(Toyota)のカッレ・ロバンペラ(Kalle Rovanpera、フィンランド)が史上最年少となる20歳で優勝を飾った。

 ヒュンダイ(Hyundai)のクレイグ・ブリーン(Craig Breen、アイルランド)に1分近い差をつけたロバンペラは、トヨタの現チーム代表であるヤリマティ・ラトバラ(Jari-Matti Latvala、フィンランド)氏が2008年のラリー・スウェーデン(Rally Sweden)でつくった22歳の記録を更新した。

 フィニッシュ地点では、元ラリードライバーで、こちらもWRC1勝を挙げている父親のハリ(Harri Rovanpera)氏が出迎えた。

 この日複数のスペシャルステージでトップタイムを記録したヒュンダイのティエリー・ヌービル(Thierry Neuville、ベルギー)は、3位でのフィニッシュとなった。

 年間優勝7回で、今季も総合トップに立つトヨタのセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)は4位だったが、同2位につけるチームメートのエルフィン・エバンス(Elfyn Evans、英国)が5位だったため、両者のポイント差は37ポイントに広がった。(c)AFP