【7月20日 AFPBB News】新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を受け、1年延期された東京五輪が、23日に開幕を迎える。

 新型コロナ感染拡大に伴い、東京都に12日から来月22日まで新たな緊急事態宣言が発令されたことを受け、大会は全会期が緊急事態宣言下での実施となり、首都圏1都3県の会場を無観客とすることが決まった。競技のほとんどが無観客で行われる五輪は、史上初となる。

 主催者は、選手や関係者、報道陣が厳格な感染対策を守るならば、安全に大会を開催できると強調している。選手・役員には厳しい感染予防措置が取られ、違反すれば罰金や大会から追放となる。

 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は先日、東京五輪の感染対策は「機能している」との認識を示し、ウイルス感染対策について「整っている。機能しているし、きちんと実施されている」とコメントした。

 バッハ会長はまた、これまで陽性が判明したケースも対処されているとして、「選手村の他の住人や日本人へのリスクはゼロだ」と強調していた。(c)AFPBB News