【7月18日 AFP】国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は17日、五輪憲章違反により、韓国が東京五輪選手村に掲げた反日横断幕を撤去したと発表した。

 韓国選手の部屋のバルコニーには、1592年から1598年の豊臣秀吉の朝鮮出兵を連想させる「臣にはまだ5000万国民の応援と支持が残っています」とハングルで書かれた横断幕が掲げられた。

 バッハ会長は、IOCの要請に応じて韓国側が横断幕を撤去したことを明かした。「IOCの申し入れによりこうなった。憲章で選手村は、対立をあおるようなメッセージを目にすることなく、アスリートが平和に生活できる保護区域の一つと定められている」

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)により1年延期された東京五輪は、23日に開会式を迎える。(c)AFP