【7月15日 AFP】(更新)西欧諸国で発生した豪雨と洪水では、ドイツで少なくとも59人が死亡、ベルギーでも8人が死亡し、さらに多数が行方不明となっている。15日には、河川の氾濫により複数の民家が崩壊した。

 地元当局によると、ドイツ西部ノルトライン・ウェストファーレン(North Rhine-Westphalia)では、これまでに少なくとも31人の死者が出た。うち15人はオイスキルヒェン(Euskirchen)で死亡。ボン(Bonn)南郊のシュルト(Schuld)では家屋6棟が流され、4人が死亡した。

 隣接するラインラント・プファルツ(Rhineland-Palatinate)州では、アールバイラー(Ahrweiler)周辺だけで19人の死亡が確認されているほか、さらに9人が死亡したとみられている。地元警察はAFPに対し、最大70人が行方不明になっていると述べた。

 ドイツとベルギーに加え、ルクセンブルク、オランダも豪雨による洪水に見舞われている。(c)AFP