■イタリア男子45年ぶりのGS制覇を目指すベレッティーニ

 一方で25歳のベレッティーニは、イタリアの選手では初めてウィンブルドンのシングルス決勝に進出した。勝利すれば、同国男子選手としては1976年の全仏オープンを制したアドリアーノ・パナッタ(Adriano Panatta)氏以来のグランドスラム制覇となる。

 ジョコビッチとは全仏の準々決勝を含めて過去に2回対戦し、どちらも敗戦。しかし今季のグラス(芝)コートでは11連勝中で、ウィンブルドン直前にはシンチ選手権(2021 cinch Championships)優勝を飾った。

 今大会では、ヘビー級ボクサー並みの95キロの体格から繰り出される大会最多101本のエースを武器に勝ち上がってきた。

 1回戦のギド・ペラ(Guido Pella、アルゼンチン)戦で記録した時速223.7キロのサーブは今大会2位で、ジョコビッチと同様、ここまでサービスゲームは五つしか落としていない。ウイナーの数はベレッティーニが254本とジョコビッチの190本を上回っているが、アンフォーストエラーは167本と、126本のジョコビッチよりも多くなっている。

 イタリアはサッカーの欧州選手権(UEFA Euro 2020)でもロンドンで行われるイングランドとの決勝に勝ち上がっており、11日はスポーツをまたいだ2冠を達成する可能性がある。ベレッティーニは「もちろん、全体としてはイタリア国民のためにあるような日曜日だが、自分としては厳しい試合になる」とコメントした。(c)AFP