【7月11日 AFP】新型コロナウイルスの影響で大半の会場が無観客となる東京五輪で、新たに福島県と北海道も無観客で競技を実施することが10日までに決まった。

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 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(Tokyo Organising Committee of the Olympic and Paralympic Games)は前日、首都圏1都3県以外は観客を入れる決定を下していたが、福島県・北海道の両知事は一転、無観客で開催することを発表した。

 福島県では野球とソフトボールの試合が予定されていたが、内堀雅雄(Masao Uchibori)知事は10日、新型ウイルスの感染者数の増加や、福島県および1都3県での病床圧迫のため、無観客とすることに決めたと説明。

 これに先立ち、北海道の鈴木直道(Naomichi Suzuki)知事も9日夜、札幌で予定されていたサッカーの5試合について、同様の決定を下したことを発表していた。札幌ではマラソンと競歩も開催されるが、すでに沿道での観戦の自粛が求められている。

 一方で組織委員会は同日、宮城、茨城、静岡の3県は依然として有観客での開催の意向だとしている。(c)AFP