【7月10日 AFP】競泳男子の米代表として東京五輪に出場するマイケル・アンドリュー(Michael Andrew)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンを接種するという圧力には屈せず、周囲とは同調しないで大会に臨む意思を示した。

 現在22歳のアンドリューは8日、米代表チームが合宿を行っている同国ハワイ州からバーチャル会見に臨み、これまでワクチンを打っていないことと、これからもそのつもりはないことを明かした。ネブラスカ州オマハ(Omaha)で行われた先月の代表選考会でも同様のスタンスを明確にし、大会が近づいても考えを変えたくないとしていた。

 50メートル自由形をはじめ、100メートル平泳ぎと200メートル個人メドレーの母国代表として、初めて五輪に臨むアンドリューは「どのような反応を示すか分からないような物質を、自分の体内に取り込みたくなかった」と語った。

「エリートレベルのアスリートとして、全てのことは綿密に計算して行っている。(トレーニングを)何日か休むリスクは取りたくなかった。なぜならワクチンを接種したら、数日間は休まなければならなくなるからだ」 (c)AFP