【7月12日 Xinhua News】中国国家市場監督管理総局は10日、独占禁止法などの関連規定に基づき、IT大手の騰訊控股(テンセント、Tencent)によるゲーム動画配信会社「虎牙」と「闘魚」の経営統合を差し止めると発表した。

 同総局は今年1月から、テンセントが提出した統合計画について審査を実施していた。審査結果によると、テンセントはネットゲーム運営サービスで市場トップの40%以上のシェアを持ち、「虎牙」と「闘魚」はゲーム動画配信市場シェアがそれぞれ40%と30%を超え、1位と2位になっていた。テンセントは「虎牙」の単独支配権と「闘魚」の共同支配権を持っている。

 同総局は両社が統合すれば、テンセントが単独で統合後の新会社を支配することになり、ゲーム動画配信市場における支配的地位がさらに強化され、市場の公平な競争にとってマイナスになると指摘した。(c)Xinhua News/AFPBB News