【7月10日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)は9日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第7シードのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)は6-3、6-0、6-7(3-7)、6-4で第14シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)を下し、同大会ではイタリア勢初の決勝進出を決めた。

 世界ランキング9位のベレッティーニは、通算8度の大会制覇を誇るロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を準々決勝で撃破したホルカシュを4セットで退けた。

 11日に行われるノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)との頂上決戦では、イタリア人男子としては1976年に全仏オープン(French Open)を制したアドリアーノ・パナッタ(Adriano Panatta)氏以来の四大大会(グランドスラム)制覇を目指す。

 25歳のベレッティーニは試合後、「これまでのテニス人生で最高の日だ。日曜日(11日)はどうなるかな」と話し、「ここで母国を代表していることが、とにかく誇らしい」と胸を張った。

 前哨戦のシンチ選手権(2021 cinch Championships)で優勝しているベレッティーニは、英ロンドンのクイーンズクラブ(Queen's Club)での大会に続いてウィンブルドンも制覇するという、1985年にボリス・ベッカー(Boris Becker)氏が達成して以来の快挙まであと1勝と迫っている。(c)AFP