【7月8日 AFP】ラグビーテストマッチが7日、オーストラリア・ブリスベン(Brisbane)で行われ、オーストラリアは多くの選手を欠いたフランスに一時15点のリードを許したが、最後はノア・ロレシオ(Noah Lolesio)のペナルティーゴールで23-21で逆転勝利し、3試合のシリーズ初戦を白星で飾った。

 レ・ブルー(Les Bleus、フランス代表チームの愛称)は、敵地での30年以上ぶりの勝利に突き進んでいたかに見えたが、最後の最後で白星が手からすり抜けた。

 ギャバン・ヴィリエ(Gabin Villiere)が2トライを記録したフランスに対し、オーストラリアはブランドン・パエンガ・アモサ(Brandon Paenga-Amosa)とマイケル・フーパー(Michael Hooper)がトライを決めた。

 だが、2020年は6試合でわずか1勝と安定感を欠いたワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)は、この日も新型コロナウイルス対策の隔離期間が明けたばかりの若手主体のフランスを相手に、快勝とはいかなかった。

 代表通算106キャップ目を刻んだワラビーズの主将フーパーは、「仲間を誇りに思う」とチームメートの戦いに勇気づけられたとしつつ、「逃したチャンスがたくさんあった」と苦言を呈した。(c)AFP