【7月5日 AFP】ラグビーテストマッチが4日、英ロンドンのトゥイッケナム・スタジアム(Twickenham Stadium)で行われ、イングランドが43-29で米国に勝利。およそ2年ぶりのテストマッチとなったジョー・ゾカナシンガ(Joe Cokanasiga)が2トライを挙げた。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策により、観客数が1万人に制限されたトゥイッケナムで、イングランドはサム・アンダーヒル(Sam Underhill)とオリー・ローレンス(Ollie Lawrence)がトライを決めると、ゾカナシンガが2トライを追加し、26-3と大量リードを奪って前半を折り返した。

 後半はジェイミー・ブラマイア(Jamie Blamire)と代表デビュー戦で13点を記録したマーカス・スミス(Marcus Smith)にトライが生まれ、2019年W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)以来の公式戦だった米国に反撃を許しながらも合計7トライを挙げて逃げ切った。

 エディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)は英公共放送チャンネル4(Channel 4)に対して、「非常にうれしい。初キャップが12人いた中で、観客の前でプレーできるラグビーにとって素晴らしい一日になった」と喜び、「こちらが緩む中で相手は強さを増してきた。米国に最大限の賛辞を贈りたい」と続けた。

 選手12人がブリティッシュ&アイリッシュライオンズ(British and Irish Lions、英国とアイルランドの選抜チーム)に招集されている状況で、この日のイングランドの先発には主将のルイス・ルドロー(Lewis Ludlow)を含め、これが代表デビュー戦となる選手が8人名前を連ねた。

 失意の5位に終わったシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2021)以来のテストマッチに勝利したイングランドは、次はカナダと対戦する。(c)AFP