【7月8日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)は7日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-3、6-4、6-4でマートン・フチョビッチ(Marton Fucsovics、ハンガリー)を下し、大会通算10度目、四大大会(グランドスラム)通算41度目の準決勝進出を果たした。

 準決勝で第10シードのデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)と対戦するジョコビッチは、今大会で6度目のウィンブルドン制覇を果たすとグランドスラムでの通算優勝回数は20に達し、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)とラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に肩を並べる。

 この日グラス(芝)コート通算100勝目を挙げたジョコビッチだが、試合後の記者会見では最初の質問者に、「この数年、ロジャーとラファを追いかける『悪者』のような立場はどうだったか?」と質問された。

 ジョコビッチは、「自分のことを悪者だとは考えていない。それはあなたの意見だ」と反論。「自分は誰も追いかけていない。自分自身の道を、自分自身の旅を、そして自分自身の歴史をつくっている。愛するスポーツの歴史の一部でいられることを誇りに思う」と語った。

 9日に対戦するシャポバロフとの対戦成績は過去6勝0敗。22歳のシャポバロフにとっては、自身初のグランドスラム準決勝となる。(c)AFP