【7月7日 CGTN Japanese】山東省(Shandong)青島(Qingdao)の沖合で最近になり、アオサ被害が再び発生しました。青島におけるアオサ被害の発生は15年連続です。中国自然資源部の北海予報センターによりますと、黄海海域におけるアオサ災害は過去最大規模になりました。青島市は影響を最小限に抑える応急措置に全力で取り組んでいます。

 青島市海洋・漁業行政法執行支隊の張永挙隊長によりますと、青島市の沖合におけるアオサに覆われた海面面積は昨年の9倍にまで拡大しました。青島市は6月18日の時点で海洋における大規模な藻類災害についてのオレンジ警報を出し、同時に「2級」にランク付けされる緊急対応措置を開始しました。

 長年にわたる衛星観測と船舶追跡監視測定の結果、黄海南部の海域の浅瀬に設けられた大規模な海苔養殖場が「温床」となりアオサが異常繁殖し、増殖したアオサが海に流れ出ていると理解されるようになりました。

 青島市は現在、標準化された科学的な処理法によってアオサを再利用可能にしています。引き上げられたアオサを原料として、脱水圧縮し、さらに加工処理して多くの種類の海藻有機肥料が作られています。

 中国自然資源部の北海予報センターは、青島におけるアオサ被害の影響は8月中旬まで続くと予測しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News