【7月7日 AFP】(更新)インドネシアは7日、新型コロナウイルス対策の規制を全国に拡大した。同国では新型ウイルスによる1日の死者数が1000人を突破。政府はさらなる感染拡大の恐れを警告している。

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 同国では感染力の強い変異株「デルタ株」の感染が、人口密度の高いジャワ(Java)島から全土に拡大。規制は、西部スマトラ(Sumatra)島から最東端のパプア(Papua)州まで数十の都市に適用される。

 アイルランガ・ハルタルト(Airlangga Hartarto)調整相(経済)は、「他の地域でも感染者が増えており、病床使用率に注意を払う必要がある」と述べた。政府は規制を7月20日まで延長することも決定した。

 インドネシアでは7日、1日の新規感染者3万4379人、死者1040人と、いずれも過去最多を記録。1日の新規感染者に対する死者の割合は、ここ1か月足らずで10倍に増加している。(c)AFP