【7月3日 AFP】インドネシアは3日、新型コロナウイルス感染者の急増を受けて、首都ジャカルタ、ジャワ(Java)島、バリ(Bali)島に部分的なロックダウン(都市封鎖)を導入した。

 2日には、新たに感染者2万5000人、死者539人が確認され、いずれも1日当たりの過去最多を更新した。

 1日当たりの感染者は、1か月足らずで4倍に増えた。公式統計では、累計の感染者が220万人、死者が5万9534人となっているが、検査数が少ないために、実際よりも大幅に少ないと広く考えられている。

 保健省によると、変異株「デルタ株」が最近の感染者急増の主要因で、一部地域では新規感染例の80%を占めている。デルタ株はインドで最初に確認され、現在では少なくとも85か国で確認されている。

 部分的ロックダウンは、今月20日まで実施され、1日の新規感染者を1万人未満に抑えることを目標としている。

 バリ島は、再開予定だった外国人観光客の受け入れを延期した。(c)AFP