【7月7日 AFP】20-21NBAファイナル(7回戦制)が6日、米アリゾナ州フェニックス(Phoenix)で開幕し、フェニックス・サンズ(Phoenix Suns)が118-105でミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)に先勝した。

 サンズでは、NBA16シーズン目で待望のファイナル初出場を果たした36歳のベテラン司令塔クリス・ポール(Chris Paul)が、要所で得点を決めながら32得点、9アシストをマーク。デビン・ブッカー(Devin Booker)が27得点を加え、バハマ出身の22歳のビッグマン、ディアンドレ・エイトン(Deandre Ayton)が22得点、19リバウンドを記録し、バックスを制圧した。

 ポールは「とにかく積極性を失わないように、味方を気持ち良くプレーさせることを心がけた」と話し、「信頼関係だ。僕らは今季ずっとそうやってプレーしてきた。そのまとまりを維持する必要がある」と続けた。

 チームは8日の第2戦で2勝0敗とリードを広げることを目指す。ポールは「この試合には大きなエネルギーを注いだ」とコメントし、「一つ取れたので、もう一つ取りにいかないといけない」と意気込んだ。

 バックスでは、左膝を痛めてアトランタ・ホークス(Atlanta Hawks)とのイースタンカンファレンス決勝のラスト2試合を欠場していたヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)が先発で復帰し、35分間のプレーで20得点、17リバウンドを記録した。

 クリス・ミドルトン(Khris Middleton)も29得点を挙げたが、ポールを擁し、素早く厳しいディフェンスを仕掛けてくるサンズに及ばなかった。(c)AFP