【7月7日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)は6日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)は6-4、6-3で第21シードのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)を下し、初の大会4強入りを果たした。

 チュニジア女子初の8強という歴史的な勝ち上がりを見せていたジャバーを持ち前のパワーで退けたサバレンカは、準決勝で第8シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)と対戦する。元世界1位のプリスコバは同日、ヴィクトリヤ・ゴルビッチ(Viktorija Golubic、スイス)をストレートで下してベスト4入りした。

「すごくうれしい勝利」と喜んだサバレンカは、「オンスとの対戦はいつもタフ。彼女は選手としても人としても素晴らしい」とコメント。今大会までは過去3度のウィンブルドンで1勝しかできていなかったが、「今はすべてうまくいっている」と手応えを示した。

 一方のジャバーは敗れはしたが、今大会ではヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)、ガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)、イガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)の3人の四大大会(グランドスラム)優勝者を撃破。自身の活躍をきっかけに、特に北アフリカのアラブ系女性にテニスを始めてもらいたいという目標は大きく達成した。(c)AFP