【7月7日 AFP】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)は6日、準決勝が行われ、イタリアはスペインと1-1で迎えたPK戦を4-2で制し、決勝に駒を進めた。

 約5万8000人が観戦した英ロンドンのウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で、イタリアは長い時間スペインに主導権を握られ、常に試合を優位に進めたわけではなかったが、60分にフェデリコ・キエーザ(Federico Chiesa)が華麗なシュートを突き刺し、先制に成功した。

 それでもスペインは、今大会で批判を浴び、この日はベンチスタートとなったアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)が80分に同点ゴールを奪取。延長戦でも得点は生まれず、スペインにとっては準々決勝のスイス戦に続くPK戦での決着となった。

 2008年大会(UEFA Euro 2008)ではイタリアにPK戦で勝利したスペインは、1人目のキッカーであるマヌエル・ロカテッリ(Manuel Locatelli)の失敗によって有利な状況に立つも、ダニ・オルモ(Dani Olmo)とモラタが外してアドバンテージを失い、最後はジョルジーニョ(Jorginho)にPKを決められて敗退が決定した。

 これで33試合無敗となったイタリアは11日の決勝で、7日に行われるイングランド対デンマーク戦の勝者と対戦する。(c)AFP