【7月7日 AFP】静岡県熱海市で起きた土石流は、発生から3日が過ぎた6日、新たに3人の死亡が確認され、死者は少なくとも7人となった。安否不明者は27人に上り、現場では懸命の捜索活動が続いているが、生存者発見の望みは薄まりつつある。

 土石流発生からの経過時間が人命救助に重要な72時間を超える中、自衛隊や救助隊合わせて1000人以上が現場に入り、倒壊した家屋や大量の土砂の中で生存者の捜索に当たった。

 地元当局によると、安否不明者は先に発表されていた24人から増加し、27人となった。静岡県の杉山隆通(Takamichi Sugiyama)危機報道官はAFPに対し、時間の経過につれて生存者の救出が困難になっているものの、できるだけ多くの人命を救うため捜索を継続するとの方針を示した。(c)AFP/Shingo ITO